応援メッセージ
50音順に掲載
池谷 裕二 さん □ 東京大学大学院薬学系研究科 准教授
僕は薬学部で研究をしている。だから周りの女子学生は理系ばかり。理系女子のことをリケジョっていうらしけど、僕はこの言葉はあんまし好きじゃない。リケジョはなにも特別な存在じゃなくて、単に好きなことを突き詰めてきたら、自然とそうなっただけの人たちなんだと思う。そう、それでいいじゃん!もうそれだけでステキな存在。だから、女子学生も男子学生も、文系学生も理系学生も、みんな、自分が本当に好きなことをとことん追い続けられる人になって欲しい。それこそが、その人にとっての最高のアイデンティティだと思う。
大隅 典子 さん □ 東北大学大学院医学系研究科 附属創生応用医学研究センター 発生発達神経科学分野 教授、総長特別補佐(男女共同参画担当)
自分を信じて、好きなことをやりとげよう!
大坪 久子 さん □ 元日本大学総合科学研究所 教授
Beyond the Bias and Barriers: たしかな未来を拓くのは、誰でもない「あなた」です!
奥山 恵美子 さん □ 仙台市長
自分の可能性を信じ、図々しく、たくましく、しっかりと力強く歩んでください。
未来へ羽ばたく皆さんを応援しています。
柿崎 真沙子 さん □ サイエンス・エンジェルOG
男だとか女だとか、年が上とか下とか、性別も年齢も関係なく、個人が個人として生き生きと過ごせる時代はもうすぐそこまで来ています。自分自身が「やってみたいこと」「仕事にしたいこと」そして、「こうやって生きていきたい」と思っていること、実現できるように一緒に頑張りましょう。
久保 真季 さん □ 沖縄科学技術大学院大学 副学長
レッツ・チャレンジ、女性なればこそ大胆に。
栗原 和枝 さん □ 東北大学原子分子材料科学高等研究機構 教授
向学心に門を開かれた百年前の女子学生の感激を思う時、女子学生の皆さんには、その志を継ぎ、現在の恵まれた環境を生かして活躍してほしいと思います。
黒川 清 さん □ 政策研究大学院大学アカデミックフェロー
女性の活躍なくして日本の将来なし
黒木 登志夫 さん □ 日本学術振興会・学術システム研究センター・相談役、東大名誉教授
100年前、50年前、現在、そして将来
最近、大学法人化当時の文科大臣、遠山敦子先生が,自伝を出版された(『来し方の記』かまくら春秋社)。その本を読んで驚いたのは、昭和33年(1958年)に東大文科I類(法学部、経済学部など)に入学した800名のうち、女子学生は遠山さん一人だったということであった。私が東北大の医学部医学科を卒業したのは,昭和35年(1960年)である。今から53年前も昔のことだが、女子学生は100名中4名であった。
今、女子学生はどのくらいを占めているのであろうか。ネットで調べたところ、東大法学部は412名中88名(21%)、東北大医学部医学科は128名中17名(13%)であった。どちらも、50年前から比べると格段に増えたが、まだ日本全体の標準から見ると、少ない方だといわざるを得ない。100年前東北大が女子学生に学問の道を拓いて以来、ここまで来るのに100年もかかったのである。東北大の先見の明には敬意を表するが、まだまだ,道半ばだと思う。
私の研究室にいた学生を思い返しても、今周りにいる人たちを見ても、女性の方がはるかに元気がいい。チャレンジ精神も旺盛である。ただ、いろいろなハンディギャップがあるのも事実である。彼女らのチャレンジ精神を生かすためには、大学だけではなく、社会全体の支援体制を築かねばならない.仕事の場における有形無形の不平等から解放し、働きやすく、生活しやすい環境を整備する必要がある。これは大学の問題というより、社会全体の問題である。因みに、日本学術振興会でも,ポスドク奨学金の中に,出産育児で研究を一時中断した人たちを支援するため、RPDという制度を作っている。
女子学生を増やすことの意味は単にそれだけに留まるのではない。何よりも、将来を見据えた改革精神があって初めてできることである。東北大学が、この100年記念を機会に,さらに改革し、発展することを期待したい。
黒田 玲子 さん □ 東京理科大学総合研究機構・東京大学 名誉教授
世界の国々に目を向けよう。宇宙やミクロの世界、過去や未来にも!世界の国々に目を向けよう。宇宙やミクロの世界、過去や未来にも!
小谷 元子 さん □ 東北大学原子分子材料科学高等研究機構 機構長、主任研究員
More is different. 相転移後の世界を楽しみにしています。
佐村 知子 さん □ 内閣府男女共同参画局長
東北大学での我が国初の女子学生入学100周年おめでとうございます。
これはそのまま日本の女子高等教育の歴史であり、今後とも理工系分野などの強みを活かした女性リーダーの育成を期待しています。成長戦略の中核としての「女性の活躍」促進、私たちも頑張ります。
水野 紀子 さん □ 東北大学大学院法学研究科 教授
人生には、支えになるつっかえ棒がいっぱいあったほうがいいですよ。
仕事も、家族も、そしてなにより、友情も。
親愛なる妹たちにたくさんの友情を送ります。
高橋 幸弘 さん □ 北海道大学 教授
自然体のあなたが輝ける時代を一緒に作りましょう。
辻村 みよ子 さん □ 明治大学法科大学院 教授
学術分野に残存するジェンダー・バイアスを科学的に解明し克服するため、大学や研究者の果たす役割は限りなく大きい。今こそ、「先駆け」としての取組みの飛躍と連帯に期待したい。
千代延(石川)仁子 さん □ サイエンス・エンジェルOG
未来のリケジョの皆さんへ
分野が違えど女の子の悩みはだいたい同じです。男性社会で頑張る女性はたくさんいます。ネットワークをつくり自分の世界を広げることで、悩みも解決できます。恐れず一歩を踏み出してみてください。
砥上 雅夫 さん □ 講談社Rikejoプロジェクトチームリーダー
女子学生入学100周年おめでとうございます。過去があるから今があるわけで、フロンティアの3名の女子に感謝をしつつこのシンポジウムをみなさんの更なる活躍のきっかけにしてください。我々はRikejoというサービスを通じて理系女子の活躍を応援しております。リケジョ的人材の芽をつぶさない 夢を持つリケジョになってもらいたいと思っております。これからも夢のある女子学生が後輩に夢を与える、いい循環をつくって継承していってください。
長濱 祐美 さん □ サイエンス・エンジェルOG
未来のリケジョの皆さんへ
大学を卒業してから、社会で頑張る同じような年代の女性の仲間に助けられていると、つくづく感じます。キャリアやライフプランについて相談したり、励まし合ったり、仲間の生き方が刺激になることも。リケジョ仲間の輪を大切にして、これからも輝いていってください。
橋爪 圭 さん □ 女性研究者育成支援推進室 助手
学外で出会う方に、東北大学(仙台)が日本初の女子大学生誕生の地であり、100年前の出来事であったことを伝えると、とても驚かれます。また、東北大学史料館に保存されている数々の資料は、入学までのドラマ、ひとりの女性としての生き方を知ることができ、何度見ても、特別な宝物だと感じます。この記念事業をきっかけに、高いハードルをたくさんのサポーターの皆さんと一緒に低くしていくことで、颯爽と駆け抜ける個人(女性も男性も!)がひとりでも多くなることを期待し、応援し続けたいと思います。
長谷川 眞理子 さん □ 総合研究大学院大学先導科学研究科長
女子学生入学百周年記念、おめでとうございます。
最近、「カラマーゾフの兄弟」の新訳を読んでいて、そこに登場する女性の描き方があまりにも女性を馬鹿にしている(と、私には思える)ので、読むのが嫌になってしまった。文豪といえども、150年前の女性観から自由ではなかったらしい。世の中は確実に変わった。女子の高等教育参加は当然のことになった。が、日本ではまだまだ、責任ある地位に進む女性の数が少ない。さまざまな職場のトップにさらに女性が進出し、もっと女性が意思決定の鍵を握るようになれば、世の中はもっと変われるはず。生き生きと活躍する女性を見れば、下の世代の人たちにも、さらに高い目標が見えてくる。そんな牽引力のある女性がどんどん輩出されていくことを期待します。
板東 久美子 さん □ 文部科学審議官
東北大学が我が国大学の先駆けとして女子学生を入学させてから一世紀を迎え、記念シンポジウムが開催されますことを心よりお喜び申し上げます。東北大学では、最近でも、女性研究者支援や次世代育成のために、多様で革新的な取組を進めてきておられています。サイエンス・エンジェルはその中でも全国的に注目されている取組であり、小・中・高の生徒達に科学の魅力を伝える活動などにより、サイエンス・エンジェル自身が大きく成長するとともに、研究分野を超えたネットワークを広げています。また、女性研究者が活躍しやすい環境づくりも進むとともに、研究科・学部や研究組織の長など女性研究者がリーダーを務めるケースが実際に出てきているのも、心強く感じられます。
政府としても、日本再興戦略の中で、女性の活躍促進を重要な柱と位置付けており、科学技術の進展のためのみならず、経済の発展にとっても女性研究者の活躍が欠かせないものとなっています。その中でもトップランナーとして先導的な役割を果たす東北大学の取組がさらに深化発展されますことを期待し、それを加速する本シンポジウムのご成功を心よりお祈りいたします。
原山 優子 さん □ 内閣府 総合科学技術会議 有識者議員
まずは個の行動、そしてそれを社会のうねりへとつなげていく。変革の源に女性あり。
福島 理恵子 さん □ (株)東芝デザインセンター参事 兼 同研究開発センターインタラクティブメディアラボラトリー研究主幹
未知の領域でも恐れず、主体的に仕事をすることです。そうすることで経験が血肉になり、成長できます。最初は小さい仕事から。でも少しずつハードルをあげれば、必ず大きな仕事ができるようになります。You can do it, girl!
美馬 のゆり さん □ 公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科 教授
2012年12月に『理系(リケ)女子(ジョ)的生き方のススメ』という本を出版しました。理系女子的とは、「理系的」と「女子的」を組み合わせた私の造語です。理系的とは、なにごとにも好奇心を持ち、ものごとを論理的、分析的に深掘りしていくこと。女子的とは、友達とワイワイ集まる女子会のように、互いを尊重しながら楽しんでしまえること。自分のやりたいことを見つけて、周りを巻き込み和気あいあいと、職場や生活環境などをよりよい方向に変えていく。いろいろな人が集まってアイデアを出し合い、お互いを高め合う生き方、それがリケジョ的生き方です。
みなさんは、どのような社会が、世界が理想だと考えますか? それを実現するためにあなたは何をするのか。自分のやりたいことを見つけて、まわりを巻き込みながら、楽しく生きる。それがいま、よりよい未来を創っていくために、老若男女を問わず求められています。
向井 万起男 さん □ 医師
“踊らされずに踊ることです”
元村 有希子 さん □ 毎日新聞科学環境部 編集委員
一度しかない人生。自分が夢中になれることを見つけて迷わず進んでください。失敗も糧になります。Go for it, リケジョ!