「杜の都ジャンプアップ事業 for 2013」では、大学内でのさらなる女性研究者比率向上のため、新規採用を積極的に行っています。このページでは、新規採用となった女性研究者を紹介しています。採用を希望する方は、「公募」ページの「新規採用」をご覧ください。
理学研究科 物理学専攻 助教
佐久間 由香
私はソフトマター物理学を専門にしています。ソフトマターとは、名前の通り分子が集合することによって「柔らかさ」という物性を得た物質です。この分子集合体は、私たちの体を作っている細胞でも大活躍しています。特に私は、脂質のみからなるシンプルなモデル生体膜を使って細胞の持つ様々な機能を再現することで、そこにある物理法則を明らかにしたいと考えています。研究者としては手探りをしながら少しずつ前進しているという状態ですが、今回杜の都ジャンプアップ事業よりご支援頂く機会を得、より一層成長できるよう努力して参りたいと思っております。
農学研究科 生物産業創成科学専攻 助教
井上 奈穂
専門は食品機能学です。健康な身体を維持するにはバランスのよい食事と適度な運動が必要です。しかしながら、近年、過食や食生活の欧米化、運動不足などにより肥満、脂質異常症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病が増加しています。これら生活習慣病の予防と改善に「トクホ」に代表される食品の三次機能(生体調節機能)を活用する研究が盛んに行われており、私は実験動物や培養細胞を用いて、とくに脂質代謝、エネルギー代謝に関する研究を行っています。これからも研究に対する好奇心を常に持ち続け、周りの方々との協力を忘れず、日々精進していきたいと思います。
工学研究科 材料メカニクス講座 助教
李 渊 (Li Yuan)
私はナノ材料の特性評価に関する研究を行っています。ナノ材料は軽量かつ優れた特性を持つため、NEMS(Nano Electro Mechanical Systems)やナノセンサなどへの応用に期待されています。より効率よく材料の作製と応用に進めるように、実験並びにシミュレーションを用いてナノ材料への特性評価は不可欠であります。まだまだ弱輩ではありますが、これから、多くの先生たちに学びながら、研究と教育に精進していきたいと思います。
李先生の支援要員として、「科学技術振興研究員」も採用されました。
科学技術振興研究員の金井敏行さんにもご挨拶いただきました。
杜の都ジャンプアップ事業の中で、研究員としてサポートさせていただくことになりました、金井です。学生実験・コンピュータ演習等の講義の補佐、研究その他の支援を予定しています。材料関連の分野は久しぶりということもあり、思い出すところから始めています。よろしくお願いいたします。