DEI推進センターでは、「ジェンダー共創社会」「インクルージョン社会」「ジェンダード・イノベーション入門」といった全学教育科目の運営や、その他さまざまなDEI関連ワークショップを主催しています。
全学教育科目
東北大学では学生の男女共同参画意識の醸成を目指して、全学教育科目を主催しています。2003年度に全学教育科目「ジェンダーと人間社会」(男女共同参画推進センター(現・DEI推進センター)担当)を開講し、2022年度からは「暮らしのジェンダー学(現:ジェンダー共創社会)」「インクルージョン社会」の2講座に改編しました。
全学教育科目は、2002年の「男女共同参画推進のための東北大学宣言」に謳われたジェンダー学の普及に基づいて、翌2003年に、当時、男女共同参画委員会副委員長であった辻村みよ子法学研究科教授(現・東北大学名誉教授)の主導の下で「ジェンダーと人間社会」という講座名で始まりました。2013年まではジェンダーの人権、少子高齢化社会の経済など、いわゆる人文・社会科学的要素が中心の内容でしたが、2015年度より生命・医・保健・理工学等の自然科学的要素も含むように拡大されました。
2022年度からは、講座名を「インクルージョン社会」に変更し、女性、セクシャル・マイノリティ、障害、外国人などダイバーシティとインクルージョン、そしてイノベーションを含む現代の多様性をめぐる社会課題について、本学の教授陣および他大学や民間からの講師を招聘し、「⽂系」「理系」にしばられない学際的授業を行っています。同年、⾼学年へのアドバンスト講義として「ジェンダー共創社会」も新たに開設され、より深度あるジェンダー教育を実施しています。
三大学連携授業(お茶の水女子大学・東京大学・東北大学)
2024年度後期から新たに、お茶の水女子大学・東京大学・東北大学の三大学連携プログラムとして集中講義「ジェンダード・イノベーション入門」授業が単位取得科目になりました。
この授業では、「理系」「文系」を横断する8つの座学と7回のグループワークをオンラインで実施します。ジェンダード・イノベーションに関連する学界の最新の動きを学べると同時に、東大やお茶大の学生さんとグループ討論ができる貴重な機会となっています。
学内ワークショップ
当センター主催講義に対する高い評価
センター主催講義が2017年度に、東北大学総長教育賞*を受賞しました。
*「東北大学総長教育賞」は、授業やその支援と、課外活動、国際交流等における指導、教育方法およびその支援等について優れた教育上の成果を挙げた教職員を表彰するものです。

【受賞】全学教育科目「ジェンダーと人間社会」関係教員が平成29年度 東北大学総長教育賞受賞
男女共同参画推進センター主催全学教育科目「ジェンダーと人間社会」関係教員が平成29年度「東北大学総長教育賞」を受賞しました。 「東北大学総長教育賞」は、授業やその支援と、課外活動、国際交流等における指…