東北大学サイエンス・アンバサダー

Tohoku University Science Ambassadors 2025

東北大学サイエンス・エンジェルは、2022年4月より東北大学サイエンス・アンバサダーへ名称変更しました

科学研究に従事する使命感・責任感の醸成・研究者の卵としてのスキルアップ

東北大学サイエンス・アンバサダー(SA)は、小中高校生に対して科学(自然科学・人文科学・社会科学)の魅力を伝えつつ、身近なロールモデルとなることを通して次世代の研究者を育成することを目的として、平成18年度から平成20年度に実施された科学技術振興調整費「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」で誕生しました。事業終了後、東北大学独自の活動として継続しており、SAらは東北大学に所属する博士課程前期(修士)および後期(博士)の女子大学院生(性自認(心の性)が女性の方も含む)によって構成されています。年度毎に学内で公募され、採用者は総長によって任命を受けます。

主なSA活動

東北大学サイエンス・アンバサダー(SA)とは次世代の研究者を目指す小中高校生に「こんな女性研究者もいるんだ!」「科学って楽しい!」という思いを伝えるために結集した、東北大学の女子大学院生です。女性研究者のロールモデルとしてセミナーやイベントに参加し、科学の魅力・研究のおもしろさを伝えています。愛称は「SA(エスエー)」。それぞれの専門分野で日々研究をしています。

出張セミナー

主に高校生を対象に、研究や大学生活について体験に基づいて話をします。(活動実績:宮城県宮城第一高等学校、宮城県第二女子高等学校、山形県立山形東高等学校、山形県立山形西高等学校、茨城県立竜ヶ崎第一高校など)

科学イベント

仙台市内で開催される科学イベント等に出展して、科学を身近に感じてもらえるようなわかりやすい実験や工作を行います。(活動実績:楽しい理科のはなし、学都宮城サイエンスデイなど)

オープンキャンパス

東北大学のオープンキャンパスに参加し、大学進学に興味を持つ女子中高生の疑問・悩み・相談にお答えします。(活動実績:オープンキャンパスfor女子高校生by東北大学サイエンス・エンジェルなど)

SAマスコットキャラクター「たまか」

2025年7月、サイエンス・アンバサダー(SA)の魅力や情報発信力を高めるため、8月21日の「女子大生の日」を記念して、マスコットキャラクター「たまか」が誕生しました。

1913年、日本初の女子大生3人が東北帝国大学で誕生しました。その一人、黒田チカはタマネギの外皮色素ケルセチンに血圧降下作用があるという大発見をしました。
「たまか」は、「タマネギ」と「チカ」を組み合わせて名付けられたサイエンス・アンバサダーの新しいキャラクターです。発芽した玉ねぎで、頭の緑芽は成長する女性の力を象徴しています。

SAの採用人数

所属部局の人数で集計しています。

部局/年度文学教育学経済学理学医学系歯学薬学工学農学情報科学生命科学環境科学医工学合計修士博士
H1810445311110391920
H198527861114522131
H208618952722502624
H214736431641392316
H22854664144244359
H233356851433413011
H2410148843784574215
H25951711911433634419
H26912479100133471629
H27121424141511945907218
H28991415140810615110
H29863871621522695811
H3055084116145260537
R 1316101044945564313
R 2106712511024483711
R 30133427101021553654817
R 40103965843752533914
R 50223635720641412417
R 623130291433610472918
R731123897472473017
R8
R9
R10
R11
R12

SAアーカイブ

  • SAたちの声  東北大学特設サイト 日本初・女子大生誕生の地 (第6章)
  • 2015年 サイエンスアゴラ2015出展、「KADOKAWA賞」受賞
  • 2015年 センター協力教員の倉田祥一郎教授(薬学研究科)が文部科学大臣より表彰
  • 科学技術賞(理解増進部門「サイエンス・エンジェル活動による理系女性研究者の普及啓発」
    2014年 SA輝友会(サイエンス・エンジェルOGによる活動団体)第1回澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞B賞受賞
  • 2011年 第6回「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞 特別賞」受賞
  • 発信! 理系女子」日経の大学生向けサイト「日経カレッジカフェ」にSAによる連載を掲載しています。
  • サイエンス・エンジェル座談会」NatureダイジェストとSAのコラボレーション記事を掲載しています。