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【報告】 男女共同参画セミナー 研究者ってなに?「オープンキャンパス」編 (2018/7/31-8/1開催)

【日  時】 2018年7月31日(火)・8月1日(水) 12:00 ~ 13:30
【会  場】 東北大学理学研究科合同A棟 2階 第2・3共通講義室(204号室、205号室) 
【対  象】 中学生・高校生、学部学生         
 ※大学院生や高校の先生方、保護者の方の参加も歓迎いたします。また、男女も問いません。
【ポスター】 詳細は、こちら(PDF)から

文部科学省 科学技術人材育成費補助事業
ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)
「杜の都女性研究者エンパワーメント推進事業(H28~H33)」

オープンキャンパスにて開催された本セミナーでは、理系学部への進学をめざす全国の中学生・高校生、学部学生に対して、東北大学の若手女性研究者と東北大学サイエンス・エンジェル(SA)が、講演を通じて理系分野での研究の面白さ、魅力を伝えました。またグループトークでは、医学・歯学・薬学や理学、工学など自然科学系の各部局に所属する東北大学サイエンス・エンジェルが、理系学部への進学に興味を持つ女子中高生の疑問・悩み・相談にお答えしました。

プログラム

7月31日(火)
12:00 ~ 12:45 女性研究者及び東北大学サイエンス・エンジェルによる講演
「おなかと心を科学する ~多学部連携で疾患に挑む~ 」田中 由佳里(医学系研究科 助教)
「多様な性を示す海の動物たち -雌雄同体や性転換する貝の繁殖- 」関澤 彩眞(農学研究科 特任助教)
「物理と生物を選択したらこうなった ~理学部物理学科から医工学研究科へ~ 」高井 萌子(医工学研究科 博士課程前期2年)
12:45 ~ 13:30 SAとの進路に関するグループトーク

8月1日(水)
12:00 ~ 12:45 女性研究者及び東北大学サイエンス・エンジェルによる講演
「磁気の機能は無限大」梅津 理恵(金属材料研究所 准教授)
「自然災害と地理学」今野 明咲香(災害科学国際研究所 助教)
「薬の有効成分をつくるとは? ~有機合成化学の魅力~ 」若原 裕子(薬学研究科 博士課程前期2年)
12:45 ~ 13:30 SAとの進路に関するグループトーク

参加したSAの振り返り

  • 普段は研究のことばかり考えているので、彼らの持つ新鮮な視点や、考えていることを見聞きし、こっちも良い刺激となった。自分自身のことや研究についてわかりやすく話すことが難しいこと、どのように話すと興味を持ってもらえるかなどを身をもって体験でき、良かった。周りのSAの高校生への対応や学部・研究の説明の仕方を聞き、私自身どのように話せばいいのかなども学べたように思う。
  • 自分の専門分野に関する話題提供はなかなかできませんでしたが、このような機会があったからこそ、普段立ち入らない青葉山キャンパスに足を踏み入れることができ、そしてほかのSAさんとの交流もでき、とても貴重な時間を過ごすことができました。
  • 中高生に自分の進路選択の話をすることで、自分が今までどんなことを考えてどんな選択をしてきたのか思い出すことができました。また、普段あまり他の研究科の方と交流する機会がないので、SAとお話しして、自分の大学で他にどのような研究が行われているかを知るいい機会になりました。
  • 「化学を学びたいが、学部間で化学へのアプローチ法が異なるためどの学部を選択すればよいか分からない」など、高校生が抱く具体的な悩みを知ることができました。的確なアドバイスをするためには、他学部についてもよく知る必要があると感じました。今後の活動に生かしていきたいです。
  • 活動して得たことは、相手の求めることを想定して、相手に合わせた伝え方を意識することだと思います。たとえば、SAの方のスライド発表は人に伝えることを意識した内容に工夫されていて、非常に勉強になりました。また、高校生にとってはわたしたちがしている研究のことより、なぜ理系に興味をもったのか、わたしの高校生時代のことを思い出しながら、それが今の院進学等の選択にどう繋がったのかを伝えることが重要であると感じました。
  • 高校生の進路や勉強の相談にのれて非常に充実した時間となりました。親御さんとも具体的な大学生活のことなどをお話でき、(特に女子生徒の)一人暮らしなどに安心していただけたのも、オープンキャンパスならではの良いポイントだと感じました。
  • 両日ともSAの講演を聞いて「自分と興味や趣味が似ていて、とても共感した」「もともと興味があった分野ではなかったけれど、とても面白そうに感じた」と言っていた高校生がいたり、自分の志望する学科の先輩SAの話を聞いて目を輝かせる高校生の様子を見たりして、この企画が高校生にとって非常に有意義なものになってくれたと実感しました。
  • 一番印象に残っているのはSAによる講演です。同年代の方々のあのような発表を見る機会は今までなかったので、どうすれば分かりやすいか、楽しんでもらえるかなどとても勉強になりました。機会があったら自分もやってみたいと思いました。
  • 今回私は、進路選択や研究内容に関する講演を担当しました。事前に行った発表練習の際に、幅広い分野に精通するSAの皆さんからアドバイスをもらえたことで、高校生により親しみやすい発表に改善できたのではないかと思います。自身の研究内容を、それに全く精通していない人たちに向けて発表するプレゼンテーション能力が身に付いたと思います。

参加者の声

  • ITを活用して、医療に生かすのはすばらしいと思います。医学だけでなく、多分野との連携でより成果が出せる可能性を感じました。
  • 身近な話題で関心があった。臨床と研究をやっていらして、そういう道もあるのかと新たな視点をもらえた。
  • 現在進歩しているITを用いたり、アプリを用いることは、とても興味深かった。自分もダウンロードしてみようと思う。
  • 雌雄胴体については、カタツムリなどしか聞いた事がなかったけれど、ウミウシの話で詳しく知れてよかった。ウミウシの生殖法が意外すぎて驚いた。
  • 大学から現在まで様々な分野を研究された方のお話しをきき、そういった進路もあることを知りよかったです。
  • 自分の好きな事を突き詰めていて先生が輝いて見えた。
  • 様々な学部を経て今の学部に至っていると知った。自分にとって納得のいく選択をしたいと思います!
  • とてもためになった。自分の高校も同じようなカリキュラムで、生物を選択していたが、物理にも行けるんだ・・・とわかり、うれしかった。
  • 進路について、今まであやふやだったが、より具体的になった気がする。これからに希望をもてる話だったと思う。
  • 大学院に進学するときに、方向転換ができて、それを実際にしている方のお話を聞けてよかったです。
  • 研究者のイメージが少し変わった。いろいろな人と関わりながらできる研究は楽しそうだなと思った。
  • 研究者、教員としてのやりがいを知れたのが、いい機会になった。
  • 好きだからこそ研究は続くのだと思いました。
  • 地形図を見て、断層や地形の成り立ちを考えるのが面白そうだと思った。フィールドワークでどのようなことをしているのか具体的に知りたい。
  • 地学ってすごい地味なイメージ(すみません)がありましたが、思っていたよりずっと深い世界があるのだなと感じました。分かりやすくて面白かったです。
  • 地理学は学校で選択していない科目ですが、地球の現象を知れて面白い学問だと思いました。
  • 身の回りの日焼け止め薬についての研究が面白いなと思った。実験の様子が具体的にわかってよかった。
  • 高校時代の部活から研究に結び付いたエピソードが興味深かった。
  • 薬学部志望なので、大変参考になりました。実際の学生の視点での講演で、進路選択に良い影響を与えてくれると思いました。
  • 将来ここにきたいと思った。
  • グループトークによって僕たちが知らないことも理解することができて、いい話を聞くことができた。
  • 実体験を知ることができて参考になった。農と理の共通点や違いを知ることが出来た。
  • 色々な分野のお話を聞けて良かったです。まだ進路をまよっているので、ぜひ参考にさせていただきたいと思います。

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