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2021年度 東北大学優秀女性研究者賞「紫千代萩賞」受賞者コラム

簡 梅芳[環境科学研究科 助教]
台湾台北市立第一女子高等学校 卒業
台湾国立中興大学生命科学部植物学科 卒業
台湾国立中興大学大学院生命科学研究科分子生物学専攻博士前期課程 修了
東北大学大学院生命科学研究科分子生命科学専攻博士後期課程 修了 博士(生命科学)
2014年-現在 環境科学研究科 助教


紫千代萩賞を受賞してのご感想をお願いします。

この度は、優秀な女性研究者が数多い中、紫千代萩賞に選出いただき、大変光栄に思っておりますとともに、より一層気を引き締めなければ、と思うところです。初めての教育研究職と育児を、研究室では教授をはじめ、ラボメンバー及び研究科からのサポート、そしてTUMUGの両立支援があったお陰で、ここまでやってこられました。心から感謝申し上げます。いつも応援してくれる家族と、「バイオから環境へ」と様々な研究アイデアに一緒に取り組んできた学生たちに、受賞の喜びを分かち合えれば幸いに存じます。

先生のモットーは?

1、明るく元気よく、スマイル(前向きでいること)、2、しなやかさこそ強さ(諦めないこと)

今後の抱負をお聞かせください。

微生物をはじめ、生物は環境の変化(刺激)に順応し、様々な応答機能を示しています。これからも生物による特殊機能や環境・生物間相互作用を解明し、生物学的環境技術の確立と適用を目指して研究を展開したいと考えます。環境汚染浄化の他、金属等の環境資源に対する生物応答機能の解明と活用に取り組み、その成果を資源循環型社会の実現に貢献して参りたいと存じます。一方、東北大学では日本全国を始め、留学生も多く受け入れるため、様々なバックグランドを持つ学生の多様性を生かし、世界各国に起きうる環境問題の解決に役に立つバイオテクノロジーの開発に寄与する研究・教育活動に携わりたいと存じます。

最後に後輩達に向けたアドバイスやメッセージをお願いします。

日本語に似た意味の言葉があるかわかりませんが、「做什麼,像什麼」という中国語の言葉があります。二重の意味があり、一つは「何かをすれば、その道を極める」、もう一つは「なりたいことをやる」ことです。女性は、家庭では娘や妻、母の役割が次第に出てきますし、社会では学生、研究者、会社員、上司、部下など、様々な役割がありますが、その都度のやることを一生懸命やれば、悔いがないし、そのうち評価されます。また、大きな目標があっても、足元の一歩から始め、その都度のやるべきことを極めれば、次の一歩、またその次の一歩が見えてきます。この激動の時代ですが、柔軟性を持ってやるべきことをしながら、夢に向かってやりたいことをとことん突き進むことで、そのうち「自分の道」が現れると信じます。


[研究内容紹介]「バイオ」と「環境」をキーワードとして、生物による環境応答機能の解明とその応用のための研究を行っています。これまでは水銀やヒ素、PAHsなどの環境汚染物質に対して、環境微生物をはじめ、植物・微生物のそれぞれおよび両者からなる「複合生物系」による汚染浄化メカニズムの解明を行っています。また、環境中に起きうる生物間相互作用に着目し、生物間相互作用への理解と活用による、これまで課題とされてきた生物学的環境技術の制御・効率化に取り組んでいます。
[研究キーワード]遺伝子工学、植物-微生物相互作用、環境生物工学、環境バイオテクノロジー

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