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【報告】「第20回男女共同参画学協会連絡会シンポジウム」に本学工学研究科長が登壇(2022/10/8開催)

【日  時】 2022年10月8日 (土) 10:00‐17:00
【会  場】 東京大学浅野キャンパス武田先端知ビル武田ホール(現地)&オンライン開催
【ポスター】 ポスターは、こちら(PDF)から。

「工学研究科DEI推進プロジェクトの報告」
湯上浩雄教授
(工学研究科長)

「パネル討論」
パネリスト:
山田秀雄
(山田・尾崎法律事務所代表 弁護士)
三浦まり
(上智大学 教授)
湯上浩雄
田中沙弥果
(一般社団法人 Waffle 理事長)
ファシリテーター:
佐々木成江
(お茶の水女子大学 特任教授)

「ポスター発表」
渡邊智子特任助教
(工学研究科DEI推進プロジェクト)

第20回男女共同参画学協会連絡会シンポジウム
男女間の積極的格差改善措置(女性限定公募・クオータ制など)について考える
〜より公平な社会の実現を目指して〜

10月8日東京大学浅野キャンパス武田先端知ビル武田ホールで男女共同参画学協会連絡会シンポジウムが開催されました。男女共同参画学協会連絡会は、110を超える加盟学協会で構成され、およそ 5 年ごと科学技術系専門職の男女共同参画実態調査を実施、それをもとに関係省庁に現状や課題の説明と課題解決のための提言や要望を行なっています。

当日のシンポジウムは、昨年実施した全国大規模調査の結果分析結果と提言が第一部で報告され、第2部ではより積極的な男女間格差改善策として女性限定公募やクォータ制に関する事例報告と議論が行われました。

本学では工学研究科長の湯上浩雄教授(工学研究科)が登壇し、 東北大学工学研究科のDEI推進プロジェクトとその一環として実施された女性限定公募の報告がなされました。会場では、東北大学が破格的と言える女性限定公募をおこなった経緯と期待される波及効果について多くの関心が寄せられました。

2021年における日本の女性研究者割合は 17.5%とOECD 各国の中でも最下位。政治経済分野でのジェンダーギャップはもちろん、サイエンスの分野においても女性の活躍もなかなか伸びない現状があります。女性版骨太の方針では、「男女共同参画社会基本法に基づく積極的改善措置の在り方に関し、幅広い分野におけるクォータ制の適用も検討する」と明記され、ようやくクオータ制の導入、女性の積極的な登用への検討が始まりましたが、世間には逆差別だという反発の声が多いのも事実です。当日のシンポジウムでは、政治、法律、NPO、大学と各分野で男女間格差改善のための活動を伺い、より公平な社会の実現について共に考える機会となりました。

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