【日 時】 2023年8月10日(木) 13:00-14:30
【場 所】 オンライン(Zoom)
【対 象】 中学生、高校生、保護者、学部生、一般の方
【参 加 者】 36名(関係者含む)
東北大学は初代総長であった澤柳政太郎により打ち出された「門戸開放」という理念のもと、 1913年(大正2年)8月21日、全国に先駆けて女子に東北帝国大学(現・東北大学)の門戸を開きました。2020年、東北大学は、この「8月21日」を「女子大生の日」として登録しました。
今年は、8月10日に「女子大生の日」を記念する、「オンライン・オープンキャンパス〜自分らしく生きる力-Be yourself-」を開催しました。当日は、2007〜2008年にサイエンス・アンバサダー(SA)の前身であるサイエンス・エンジェルとして活動、本学で博士号を取得した後、現在は名古屋市立大学医学研究科で教鞭と取っている柿崎真沙子先生をお招きし、これまでのライフヒストリーの中で、自分らしさを保つために得た教訓として「レッテル貼りを疑う」「何事にもわたし次第」「居場所をたくさんつくろう」という話をいただきました。その後4人の現役SAより進路選択や研究生活、そして性自認における自分らしさ等についての報告があり、改めて「自分らしく生きる」ことへの意味について考える時間となりました。SAさんの発表の後には、ZOOMのブレークアウトルームの機能を使って、希望する学部のルームに入り、所属SAと先生からの進路アドバイスなどをいただきました。当日は、36名(関係者含む)の皆様にご参加いただきました。
参加者の声
- 女子だからと言って何かを決めつけているのではなく、自分が選んだ道を進んでいるSAさんたちや先生方がとてもかっこよかったです。グループトークの時に、先生方やSAさんとお話したことで自分の中のわだかまりが溶けた気がしました。自分が好きな研究を大学生になってするためにも頑張ろうと思えた充実した時間でした。
- 実際の学生の方の進路選択の仕方を聞くことができて勉強になりました。また大学で勉強するのが楽しみになりました。
- 東北大学や理系分野での女性の活躍や研究について詳しく知る事が出来ました。
- 大学への進学や学部選択で悩んでいたことがありましたが、今回お話を聞いて不安があるから妥協する、諦めるのではなく、自分の気持ちを尊重してチャレンジしていくことが大切だと改めて感じました。そして、様々な経験をされてきた方がいらっしゃって、それが今に生きていると知り、私は自分の選択の先が心配になってしまうことが多かったのですが、今興味があることや楽しいと思えることに取り組めば良いと前向きに考えることができました。
- 高校2年生の娘がおり、今まさに現実的な進路について考えているところです。様々な経歴、立場の方の率直なお話しを聞くことができ、とても有意義な時間でした。進路を決めていく中で、是非参考にさせて頂きたいと思います。
- 今回のイベントに参加して、大学のことはもちろんその後の大学院の事まで非常に細かく知ることができました。また、高校1年生で、進路のイメージがしにくかったけれど、サイエンス・アンバサダーの方々がどのようにして大学院まで来たのか説明してくださったことで進路についてのイメージが湧き、視野が広がった気がします。
- 講演と発表を通して「自分らしく生きる」ことの大切さやその良さがよく伝わってきました。この広い多様性を、古くからの社会的な権威を有する東北大学が実現しているという事は、奇跡のようでありかつ素晴らしい事だと思います。
参加したSAの感想
- 自身の進路選択や自分らしさというテーマで発表を行い、改めて自分についても考える機会にすることができました。