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【コラム】 いつまで子育て真っ最中?

梅津 理恵[金属材料研究所 准教授]

 子供が保育園を卒業し、小学校や中学校、ましてや高校に入学すれば、さぞかし子育てが楽になるのだろう、とそんな日が来るのを心待ちにしていました。ところが、別な「大変」がどうやら続くようです。学童問題に児童館での親の手伝い、子供会にPTA、子供が部活動やスポーツ少年団等に関わりだすと、日々の送迎に試合やイベントの手伝いに役員等の分担。中学校は部活だし、先生にお任せすれば、、、と思っていても、それなりの活動や戦績を維持しようとすれば、親の会なりの活動など。子供が3人いるので仕方ないのでしょうが、4種の役員をのべ9年務めていたことになります。受験も結構気を使います。風邪をひかないよう当日を迎え、お弁当を持たせて時間内に送り出し、入学手続きも定められた日・時間内に済ませないと、一生恨まれることになりかねない。夫には家事・育児等、日頃から大変お世話になっているのですが、この辺りのこととなると、なかなかお父さんには任せられないんですよね。 結婚して子供を授かり、家庭を持つとなかなか自分だけのことに専念するのは難しくなります。子供が成長して手が離れるころになると親の介護が始まるだろうから、結局はずっと家庭と仕事を行き来することになるのでしょう。「私って、どれだけのエフォートで研究しているんだろう?」という問いかけを自分自身にすることは、とっくに止めました。それでも、欲張りなので自分に関わること全てがうまく回らないかと、本気で思っています。仕事においても、家庭生活においても自分らしさを出すためにはどうしたらいいのかと、考えるようになったら、少し気持ちが楽になりました。

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