【日 時】 2023年6月11日(日)13:30-17:00 【会 場】 オンライン開催 【対 象】 どなたでも参加いただけます 【定 員】 500名 【参 加 費】 無料・要事前申込 【主 催】 日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会、法学委員会社会と教育におけるLGBTI分科会 社会学委員会ジェンダー研究分科会、第一部総合ジェンダー分科会 【共 催】 ジェンダー法学会、内閣府男女共同参画局、全国都道府県議長会、全国市議会議長会、全国町村議会議長会
- 詳細は、こちら(日本学術会議 Web)から。
公開シンポジウム「大学・職場・議会のハラスメントを根絶する ~国際比較をふまえて~」
開催趣旨
法学委員会「ジェンダー法分科会」では、第24期よりハラスメントに関する実態や立法政策に関する勉強会やシンポジウム(「セクシュアル・ハラスメントをめぐる法政策の現状と課題-ハラスメント根絶に向けて」2018年9月3日実施)を行ってきた。一方、国はこの間、労働領域のハラスメントに関し、職場のパワーハラスメント等を予防したり対応する義務を全事業主に課すなどの法改正を行った。この際、事業主には、性的指向・性自認(SOGI)等の属性に関連するハラスメントにも対応すべきことも示された。また、2021年には候補者男女均等法を改正し、地方議会等にセクシュアル・ハラスメントや妊娠・出産等に関するハラスメントへの対応策を講じることを求めるなどの法整備も行った。しかし、日本のハラスメント対応の法的水準とその運用は、ILOの「暴力とハラスメントに関する条約・勧告」(2019年採択)などの国際水準には未だ満たないものとなっており、日本において様々な領域におけるハラスメントを根絶するために、海外の取組み等を踏まえ、今一度必要な法政策や対応を検討すべき段階にある。そこで、このたび、この問題について議論を深めるため、公開シンポジウムを行う。
参加申込
参加費無料・要事前申込
以下のリンク先申込フォームより、申し込み
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プログラム
開会
総合司会:武田万里子(日本学術会議連携会員・津田塾大学学芸学部教授)
13:30 開会の挨拶
二宮周平(日本学術会議連携会員・立命館大学名誉教授)
13:35 趣旨説明
南野佳代(日本学術会議第一部会員・京都女子大学法学部教授・副学長)
第一部 大学・研究におけるハラスメント
13:45 「大学におけるハラスメント防止対策の課題-日本学術会議アンケート調査結果を中心に」
三成美保(日本学術会議連携会員・追手門学院大学教授)
14:05 「キャンパス・ハラスメントの実態と対策の問題点」
小久保祥恵、山下栞(キャンパス・ハラスメントと差別に反対する横断ネットワークEqual on Campus Japan)
14:15 「アメリカのTitle Ⅸ(タイトルナイン)におけるセクシュアルハラスメント規制について」
後藤弘子(日本学術会議連携会員・千葉大学教授)
14:25 コメント
糠塚康江(日本学術会議連携会員・東北大学名誉教授)
休憩(10分)(14:35~14:45)
第二部 労働・議会・海外におけるハラスメント対応
14:45 「ILO第190号条約の特色と日本の課題」
浅倉むつ子(日本学術会議特任連携会員・早稲田大学名誉教授)
15:05 「職場のハラスメントへの法的対応の現状と課題」
内藤 忍(日本学術会議連携会員・労働政策研究・研修機構副主任研究員)
15:25 「イギリス議会におけるハラスメント対応――独立苦情処理手続き」
三浦まり(日本学術会議連携会員・上智大学法学部教授)
15:45 「議会関係ハラスメントの根絶を目指して~福岡県議会の取組」
安武弘光氏(福岡県議会事務局法務監)
15:55 「フランスにおけるハラスメント対応――セクハラが犯罪である国」
島岡まな(日本学術会議連携会員・大阪大学副学長)
16:15~16:55 質疑応答
司会:武田万里子
16:55 閉会の挨拶
谷口洋幸(日本学術会議連携会員・青山学院大学法学部教授)
17:00 閉会
お問い合わせ
日本学術会議
Email:scjsymposium@gmail.com