8月21日、埼玉県新座市の平林寺にて、丹下ウメ博士の墓地開眼法要及び顕彰碑除幕式が厳粛に執り行われ、本学からは大隅典子副学長、史料館の加藤諭准教授、サイエンス・アンバサダーの塩崎裕美さん（薬学研究科修士2年）が参列しました。
丹下ウメ博士のご親族の方々をはじめ、丹下ウメ博士の母校であり教鞭も執った日本女子大学や、嘱託として研究をおこなった理化学研究所、さらには新座市の市長や教育委員長、歴史民俗資料館長といった方々も参列され、交流の機会も設けられました。
110年前に本学で学んだ丹下ウメ先生が現代まで繋がっている貴重な映像でありますので、ぜひ多くの方にご視聴いただきたいと思います。（映像制作・著作：竹上創）
こちらがその動画になります。
丹下ウメ 顕彰碑の銘文（略歴）
1873 明治6年3月17日 鹿児島市にて出生
4歳の時事故により右目失明
1891 鹿児島県立師範学校卒業 同市立名山小学校 同県立女子技芸学校勤務
1901 日本女子大学校家政学部入学 第1回生
1904 同大学校卒業
1912 文部省中等科学教員検定試験合格 女子初
1913 東北帝国大学理科大学入学 日本初女子大生
1918 同大学大学院進学
1920 同大学工学部化学工学科助手
1921 米国留学 スタンフォード大学 コロンビア大学 ジョンズ・ホプキンス大学にて研究
1927 ジョンズ・ホプキンス大学よりPh.D.授与 「ステロール類に関する研究」
1930 日本女子大学校教授 理化学研究所鈴木梅太郎研究室嘱託
1940 東京帝国大学より農学博士号授与 「ビタミンB2 複合体の研究」
1951 日本女子大学退職
1955 昭和30年1月29日 東京都豊島区山下謙之助家にて逝去 享年83歳
