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【報告】「多様性と女性史」日本のジェンダー平等を語る (2023/12/16開催)

【日  時】 2023年12月16日(土)14:00-16:00
【会  場】 東北大学 片平キャンパス さくらホール
【対  象】 一般参加可
【ポスター】 ポスターは、こちら(PDF)から。

12月16日(土)、東北大学サクラホールで東北大学学生とスタッフによる、演劇「ミモザウェイズ」の朗読劇が開かれました。 東北大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン推進センターと日仏女性の人権架け橋 ミモザ実行委員会の主催で行わられた当イベントは、第1部では学生とスタッフによる朗読劇、第2部では、本学史料館の加藤愉先生より「日本初の女子大生の誕生とその軌跡」の講演、第3部でパネルディスカッションと第4部で参加者とのグループワークという盛り沢山の内容で進められました。

演劇「ミモザウェイズ」は、100年の日本女性の歴史を楽しく振り返るというコメディ風演劇で、1910年代・1970年代・1990年代・そして2020年代の4つの時代をつなぐ内容で構成されています。この日は、東北大学女子入学110周年を記念する意味で、1910年代の女性たちの苦悩と女性運動の始まりを描いた内容を朗読してくれました。出演者は約2か月間、オンラインと対面で演出家である柳田アリスさんからの朗読演技指導を受けました。

朗読劇終了後、参加者からは、「感動した」「最後は涙が出た」などの称賛をいただきました。また、出演者の学生さんたちも「改めて110年前の女性たちの状況がわかり、今を生きる我々がその思いをどう繋げばいいのか勉強する時間になりました」というお声もありました。

第3部のパネルディスカッションでは、ミモザウェイズ制作者のリボアルなみの氏と株式会社enjoy日本の代表取り締まり役のスティール若希氏、そして加藤愉准教授三人で、日本の女性史100年をふりかえてみた感想や、現在のジェンダー問題をどのように是正していけるのかについてそれぞれの展望をディスカッションしました。最後の第4部のグループワークでは、「100年前と変わったことと変わっていないこと」について参加者皆で話し合い、女性の活躍できる分野が増えたものの、見えないところでの差別の残存、意思決定場における女性の不在、政治参画への低迷などが現在でも課題であることが再認識されました。

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