2017年度より杜の都女性研究者エンパワーメント推進事業の一環として、東北大学優秀女性研究者賞「紫千代萩賞」を創設しました。第9回となる今年度は、人文・社会科学分野、理学・工学分野、農学・生命科学分野、医歯薬学・保健分野の4分野から各1名、合計4名の受賞が決定しました。3月10日(火)に開催の「国際女性デー記念 第9回東北大学優秀女性研究者賞『紫千代萩賞』授賞式・受賞講演会」にて、受賞者から研究紹介を行います。
第9回東北大学優秀女性研究者賞「紫千代萩賞」
授賞式・受賞講演会の詳細・参加申込みはこちらから
(申込締切:3月4日(水)まで)
受賞者紹介
[人文・社会科学分野]

学際科学フロンティア研究所
松平 泉 助教
業績名「その人らしい人格の形成における世代間伝達の役割の研究」
受賞コメント
研究者という振る舞いを永く面白く続けられるのは、勇敢で謙虚な人だろうと思います。生来臆病で傲慢な私には、とても務まるはずのない立場です。それにも関わらず、このような栄誉ある受賞の機会を頂けた所以は、今日までにたくさんの、勇敢で謙虚で、そして優しい方々に巡り会えたことに他なりません。未熟な私をこの機会へと繋げてくださった全ての方々に、深く感謝申し上げます。
私は文学部で学んだ後に理系の大学院に進み、のびのびと研究をしてきました。自分とは異なる世界に受け容れて頂いた経験を持つ者として、性別や分野などの条件に依らず、誰もが自由に成長できる学術界の醸成に尽力したいと考えております。
- 松平 泉 助教の研究者情報は、こちらから。
[理学・工学分野]

流体科学研究所
鈴木 杏奈 准教授
業績名「持続的な地熱資源利用と地域共創のデザインに関する研究」
受賞コメント
この度、「紫千代萩賞」をいただき、大変光栄に存じます。これまでの研究活動は、研究室の仲間や共同研究者、地域の方々との出会いに加え、研究と人生の両立を体現されてきた先生方や先輩研究者の姿に励まされ、支えられて続けてこられたものだと、改めて感じています。私は、数理モデルや機械学習、流動実験を通じて地熱資源の持続的な活用を探究するとともに、現場での対話を重ねながら、技術と社会を一緒に考える研究に取り組んできました。地熱を、人々の暮らしに寄り添い、日常に小さな「ワクワク」を生み出す地域資源として捉え直すことを大切にしています。これからは、自身も次の世代にとっての一つのロールモデルとなれるよう、研究活動を通じてワクワクのGive & Takeを楽しみながら続けていきたいと思います。
- 鈴木 杏奈 准教授の研究者情報は、こちらから。
[農学・生命科学分野]

学際科学フロンティア研究所
久我 奈穂子 助教
業績名「脳と末梢臓器の相互作用を支える神経基盤の研究」
受賞者コメント
この度は、栄誉ある「紫千代萩賞」を賜り、誠にありがとうございます。これまで私は、製薬会社での研究経験を含め、生命科学・薬学を基盤とした研究を進めてまいりました。本学に着任して5年目となりますが、薬学研究科での学振RPDを経て、今年度からは学際科学フロンティア研究所に所属し、独立した環境のもと、自由に研究に取り組む機会をいただいております。また、二人の子育てをしながら研究を続ける中で、TUMUG支援をはじめとする、本学の温かいサポートに支えられ、研究に専念できていることを改めて実感しております。この環境への感謝を胸に、今後も東北大学の女性研究者として、研究成果の創出に一層努めてまいります。
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[医歯薬学・保健分野]

加齢医学研究所
宇井 彩子 准教授
業績名「ゲノム安定性におけるクロマチン構造制御と発がん機構の研究」
受賞者コメント
このたびは栄えある「紫千代萩賞」を賜り、心より光栄に存じます。私は本学大学院以来、生命の設計図であるゲノムの安定性とそれを支えるクロマチン構造の動態解明に一貫して取り組んでまいりました。研究の道は決して平坦ではありませんでしたが、幾多の困難を乗り越え今日を迎えられましたのは、恩師をはじめ研究室や共同研究者の皆様、そして家族や友人の温かな助力があったからこそと、深く感謝しております。今回の受賞を大きな糧とし、今後も生命科学の真理追究に真摯に向き合い、独創的な成果を通じて社会に貢献できるよう、より一層研究に邁進する所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
- 宇井 彩子 准教授の研究者情報は、こちらから。
