2026年10月2日(金)、東北大学DEI推進センターと特定非営利活動法人キミノトナリの共催により、サイエンス・アンバサダー(SA)をはじめとする本学学生および教職員を対象とした研修ワークショップ「わたしたちの性とライフプラン〜こころ・からだ・人間関係のモヤモヤを語ろう〜」を川内北キャンパス キッチンテラス Couleurにて開催いたしました。
本イベントは、これまで大学内で触れる機会の少なかったセクシュアリティやライフプランニング、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)について学び、自分自身の心身や人間関係に向き合うとともに、困ったときに相談できる地域の支援窓口を知ることを目的として実施されました。


■実施概要
【日 時】 2026年10月2日(金)15:00-17:00
〈厚生会館〉キッチンテラス Couleur(クルール)(川内北キャンパス)
【対 象】主にサイエンス・アンバサダー(その他、東北大生や教職員も含む)
【言 語】主に日本語(AI翻訳による英語字幕あり)
【共 催】東北大学DEI推進センター・特定非営利活動法人キミノトナリ
【ポスター】 ポスターは、こちら(PDF)から。
【参加人数】計9名(サイエンス・アンバサダー 6名、学部・大学院生 2名、教職員 1名)
■ 当日の様子とプログラム

当日は、安心・安全な対話の場(セーフスペース)を作るため、匿名質問・感想共有ツールslidoの活用、センシティブな内容に関する配慮を共有したうえで実施しました。また、AIを活用したリアルタイム英語字幕投影を行うなど、インクルーシブな環境づくりが図られました。プログラムでは、国連の「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に基づき、以下のような幅広いテーマについて専門的な知見からわかりやすく解説が行われました。
- 月経・PMS(月経前症候群)の知識
- 避妊と性感染症(STI)予防(低用量ピル、避妊具の正しい知識と併用の重要性)
- プレコンセプションケアと不妊(将来の妊娠・健康を見据えた生活、産婦人科受診の目安)
- 対等なパートナーシップとデートDV(暴力のサイクルや歪んだ支配意識の発生要因)
- デジタル性被害の予防と関連法律(撮影罪、不同意性交等罪、ワンストップ支援窓口 #8891)
- 予期せぬ妊娠への対応(緊急避妊薬、無料・匿名相談窓口「にんしんSOS」の紹介)
講義の途中ではクイズや、正しい避妊具の装着方法の体験も交えられ、後半のグループワークでは「もし今、自分や身近な人が思いがけない妊娠をしたらどうするか」をテーマに、参加者同士でお茶やお菓子を囲みながらカジュアルかつ真剣に意見を交わしました。

■ 参加者アンケート結果・成果
研修後に実施したアンケートでは、参加者から高い評価と前向きなフィードバックが寄せられました。
- イベント満足度:4.67 / 5.00点満点中(「大変満足」66.7%、「満足」33.3%)
- 理解度の変化:4.00 / 5.00点満点中(受講を通じてテーマへの理解が向上)
事前に実施したアンケートでは、参加したサイエンス・アンバサダー全員が「これまで同種のイベントに参加したことがない」と回答していましたが、事後アンケートでは「自分のライフプランやプレコンセプションについて考える良いきっかけになった」「周囲から相談を受けた際に適切にサポートしたい」「日常では話しにくいテーマだが非常に大切だと実感した」といった声が聞かれました。社会的にタブー視されやすいテーマに対し、オープンで学べる場を提供できたことは大きな成果となりました。
■ 参加者の声(アンケート自由記述より抜粋)
- 「初めて勉強することも多く、自分のことやプレコンセプションについて考える良いきっかけになった。もし周りの人から相談を受けたら親身に乗れるようにしたい。」
- 「ライフプランについて色々考えるようになりました。同意やライフプラン、性感染症(STI)や望まない妊娠について知ることは、全員にとって非常に大切なテーマだと思います。」
- 「とても興味深く学びの多いイベントでした。今後もぜひ継続して開催してほしいです。」
■ おわりに
東北大学DEI推進センターでは、DEI Loungeという、ジェンダー、セクシュアリティ、障がい、人種や民族などあらゆるバリアを乗り越え、お互いが尊重しあう社会の実現に向けて学び、理解を深める場を毎週水曜日の12:15~16:00に川内キャンパスにて開催しております。これからも、すべての構成員が自分らしく学業・研究・キャリアを追求できる環境づくりを目指し、今後も心身のウェルビーイングや多様なライフプランニングを支える取り組みを継続してまいります。
ご参加いただいた皆様、ならびにご協力いただいた特定非営利活動法人キミノトナリの皆様に心より感謝申し上げます。
