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2022年度 東北大学優秀女性研究者賞「紫千代萩賞」受賞者コラム

多田 千佳[農学研究科 准教授]

石川県立金沢泉丘高等学校・理数科 卒業
東北大学農学部 応用動物科学系 卒業
東北大学大学院農学研究科修士課程 畜産学専攻 修了
筑波大学大学院農学研究科博士課程 応用生物化学専攻 修了
2002年4月-2005年3月 (独)産業技術総合研究所エネルギー利用部門特別研究員
2005年4月-2008年3月 (国)沖縄工業高等専門学校生物資源工学科 助手&助教
2008年4月-2009年1月   (独)産業技術総合研究所バイオマス研究センター特別研究員
2009年2月から現在   東北大学大学院農学研究科 准教授


紫千代萩賞を受賞してのご感想をお願いします。

今回は2度目の挑戦でした。これまでの研究を評価していただき、賞をいただけたことに対し、大変嬉しくありがたい気持ちがしました。東北大学に赴任して丸13年経ちましたが、その間、私の研究活動に対して多大なご理解とご支援、またご指導いただいた多くの皆様のおかげだと思っております。ほんとうにありがとうございます。

先生のモットーは?

今年は「あきらめない」をキーワードに頑張ろう!と思っています。また、「自然」を大事にしております。

今後の抱負をお聞かせください。

残り10数年の研究生活になると思いますので、最後のご奉公のつもりで、持続可能な星を大目標に、それを実現するため、私なりにできること、特に、微生物を活用した資源循環という視点から研究を進めたいと思っています。社会的な視点での取り組みと、微生物の不思議さを解き明かす学術的な視点での研究との両輪で進められたらよいなーと。大野総長ともお話をさせていただいた時、大野総長が「私たちの仕事は新しい世界を創造することです。」とおっしゃっていたので、私の研究も、新しい世界で、かつ、地球と共生する世界を創造できるようにしたいなと思っております。

最後に後輩達に向けたアドバイスやメッセージをお願いします。

ひとりひとりに個性があり、得意なことや面白いと思うことがそれぞれ異なっています。その違いに、本人が意外と気がついていないことが多いように思います。大事なことは、自分らしく、かつ、自分以外の人や生き物、世界に対して貢献することが重要だと思っています。『自分もHappy & 周りもHappy』となることを見つけて、それに捧げる!つもりでやってみるといいなーと思っています。それは、いわば、「天命」とも言えると思います。ぜひ皆さんそれぞれの「天命」を見つけてください!


[研究内容紹介]
生ごみや糞尿などの有機性廃棄物について、微生物を使って嫌気発酵し、エネルギーのメタンガスを生産し、さらに、メタンガスが出た後の液体を液体肥料として循環利用する資源循環の研究を主にやっています。この他、微生物燃料電池という有機性廃棄物から微生物を活用して直接電力を得る電池の研究もしています。微生物燃料電池の研究は、地球だけでなく、火星のような星でも使えたらいいなーと夢を見ています。

[研究キーワード]
嫌気性微生物群集、メタン菌、バイオマスエネルギー、資源循環、微生物燃料電池、CO2

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