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2020年度 東北大学優秀女性研究者賞「紫千代萩賞」受賞者コラム

大坪 和香子 [農学研究科 助教]
宮城県立第一女子高等学校卒業、東北大学大学農学部応用生物化学科 卒業、東北大学大学院生命科学研究科生態システム生命科学専攻博士前期課程 修了、[マックスプランク国際研究大学院(IMPRS-Mic)修了 マールブルク大学・博士(理学・Dr. rer. nat.)]、2009年-2014年 東北学院大学工学総合研究所 研究員、2015年-現在 東北大学大学院農学研究科 助教


紫千代萩賞を受賞してのご感想をお願いします。

優秀な女性研究者が多い東北大学で、このような名誉な賞を頂けたことに心から嬉しく思っております。私の研究活動や留学に全面的なサポートをして下さった上司と農学研究科の教職員の方々に心から御礼を申し上げます。
今年はコロナの関係でオンラインの受賞式となりましたが、写真撮影の日に総長や他の受賞者の先生とお会いすることができ、短い時間でしたが東北大学の課題や将来性について語り合うことができたのは大変有意義でした。

先生のモットーは?

なるべく階段を使う

今後の抱負をお聞かせください。

研究面では、海外へ行くのが難しい今、日本にいるからこそ実践できるようなユニークな仕事をしたいと思います。教育面では、多様なバックグラウンドを持つ学生さんが東北大学生としてのメリットを最大限に享受できるような環境作りに貢献していきたいです。

最後に後輩達に向けたアドバイスやメッセージをお願いします。

あまり良い日本語訳を思いつかないのですが、「自分を過小評価しないDon’t underestimate yourself」ということでしょうか。若い時は、自分はここまでしかできない、と思い込んであらゆる可能性への扉を閉めてしまわないこと、人生で絶対にやりたいことを必ず実現するための戦略を立てること、他人の人生や価値観に振り回されないこと、が大事だと思っています。


[研究内容紹介]近年の研究で、肥満、がん、糖尿病、アルツハイマー病などあらゆる疾患に腸管内の微生物が深く関与していることが明らかになってきました。腸内細菌が原因でこれらの疾病が起こるのであれば、腸内細菌を制御することにより、疾病予防や健康改善が可能であると考えられています。私の研究では、農学的視点から、食品に含まれる成分を利用して、腸内微生物の構造や機能を制御する方法(プレバイオティクス)を探っています。ヒトや動物の腸管内の様々な細菌と食品成分の相互作用を解析し、食ー腸内細菌ー宿主を1本の軸と考えて医学、薬学、工学、獣医学の先生とも共同研究を行っています。
[研究キーワード]腸内細菌、微生物学、機能性食品、健康科学

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