内田 克哉 [情報科学研究科システム情報科学専攻 情報生物学分野 助教]
かれこれ川内けやき保育園にお世話になってから8年という年月が過ぎ去ろうとしています。けやき保育園は未就学児童の保育施設ですので、8年とは我が家の長女がお世話になり、そして現在は次女がお世話になっていることを意味します。 私の仕事は、子供達に朝ごはんを作ってみんなでいただき、長女を小学校に送り出し、次女をけやき保育園に送り届けることろから始まります。その後は研究室に到着して、メールチェックをして研究開始、といったところでしょうか。しかし、あっという間に夕方になり、6時過ぎには長女を迎えに児童館まで車を走らせ、けやき保育園で次女を拾い、みんなで食材を買い帰宅して夕ご飯。ここまでたどり着いて私の一日の仕事に句点が付されるのです。なんともまぁ母親みたいな父親をしているわけです。2010年に厚生労働省が中心となって「イクメンプロジェクト」立ち上げてからというもの「イクメン」という言葉が社会にずいぶんと浸透したように思えますが、子育てや家事をする父親はまだそう多くはないはずです。私がこのように研究と子育てなどを両立できるのは、学内の託児施設に子供を預けられた(られている)こと、裁量労働制の職種であること、職場の理解があること、すなわち環境が整っている、という一言に尽きます。そのお蔭で妻も産後に離職することなく継続就業率の向上に寄与できています。たいへん有難いことです。