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無意識のバイアス

無意識のバイアスを知っていますか。

アンコンシャス・バイアス(無意識のバイアス)という言葉が最近いろいろなところで使われています。我々が普段から持っている「無意識の思い込み、偏見」のことを指します。日本では、2013年にグーグルが社員教育活動で使用したのをきっかけに、一気に広がったと言われています。

皆さんは、「あの人は血液型が〇〇だから、〇〇だ」とか「出身が〇〇だから」、「女の子は理系には向いてない」などのように、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、人を判断したりしたことはないでしょうか。これらの先入観や偏見は、知らず我々の日常生活中で蓄積された経験を基にした情報であり、根拠はないけれどあらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるものです。

したがって、アンコンシャス・バイアスは誰にでもあるものであり、あることそのものが悪いわけではありません。問題は、気づかないうちに、「決めつけ」たり、「押しつけ」たりしてしまうことなのです。

何気なく、行う「決めつけ」や「押しつけ」によって不快な思いを余儀なくされる人がいること、中には社会の「決めつけ」や「押しつけ」によって自分の能力を発揮する機会さえも奪われてしまうこともあります。さらに、無意識のうちに人間関係にストレスを生み出し、円滑な集団生活の妨げになる場合もありますし、ハラスメントにつながる場合もあります。特に、組織のリーダーたちのアンコンシャス・バイアスは、多様な人々の活躍の阻害し、不均等な組織構造を固着させ、改善しにくくする要因となります。それによって組織の推進力も低下するのです。

属性や立場、置かれた状況が異なる多様な人々が共に活動する社会や組織を目指すとき、それぞれが自分の中に潜んでいる無意識のバイアスに気づき、改善しようとする努力こそが、「インクルーシブな場づくり」の第一歩となります。

日常の中のアンコンシャス・バイアスの例

ステレオタイプ人の属性をもとに先入観や固定概念で決めつけてしまう
正常性バイアス問題があっても、「私は大丈夫」と思い込んでしまう
確証バイアス自分の考えや経験則を正当化する情報ばかりを探してしまう
権威バイアス権威のある人の言うことは、間違いないと思い込む
集団同調性バイアス周りと同じように行動しようとする
出典:「アンコンシャス・バイアス」マネジメント(守屋智敬著)

アンコンシャス・バイアスがある、ということを意識し行動することでよりよい職場や社会の実現に近づきます。
以下の教材を利用し、ご自身及び貴部局の無意識のバイアス解消に努めてください。


内閣府男女共同参画局

【全体版】性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消等に向けた普及啓発用動画
https://www.youtube.com/watch?v=ZwLZJx8lvTs


(一般社団法人)男女共同参画学協会連絡会提供動画

「SEE BIAS and BLOCK BIAS」

ビデオ視聴及び資料pdfダウンロードのためのユーザー名とパスワードは下記のドライブから取得ください。著作権に関する注意事項を熟知の上、部局のFDなどでお使いになることが可能ですが、学内限定でお願いします。

https://www.djrenrakukai.org/unconsciousbias/see_bias_block_bias/index.html

上記のHPから「ビデオを見る」をクリックすると、Google フォームが開きます。フォーム・タイトル下のリンクから下記ドライブから取得したユーザー名とパスワードでビデオにアクセスして下さい。

ユーザー名とパスワード
https://drive.google.com/file/d/10ntZQQmH8KU9iivRPPx2xvkc6XX-Of_D/view?usp=share_link

著作権に関する注意事項
https://drive.google.com/file/d/1X-xTFwb_srKDNz8cZk4KfZFqX21Fli06/view?usp=share_link


当センター発行の無意識のバイアス啓発資料


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