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【報告】「東北大学116周年ホームカミングデー」〜「門戸開放」東北大学のダイバーシティ〜の開催(2023/9/30開催)

2023年の「東北大学116周年ホームカミングデー」が、「『門戸開放』東北大学のダイバーシティ」をメインテーマとして、9月30日東北大学川内萩ホールにて開催されました。午前には「女子大生誕生110周年・文系女子大生誕生100周年記念式典」が行われ、佳子内親王殿下がお成りになりました。

まず、大野英男総長は式辞の中で、東北大学が「門戸開放」の理念のもとで当時の文部省の圧力にも屈せず、女性の帝国大学入学への門を開いたこと、そして現在もその理念を元にDEI推進を行なっていることを述べました。

続いて佳子内親王殿下からは、大学に進む女性の割合が理系の分野で低い背景には社会の偏見が作り出す社会の雰囲気や圧力があることから、東北大学が掲げてきた多様性を尊重する取り組みがより社会全般に広がることを激励するお言葉をいただきました。

その後、式典では当センターの田中真美センター長より「東北大学DEI推進の軌跡〜皆が輝ける大学を目指して〜」の講演が行われました(当日の田中センター長の発表資料はこちらから)。

午前の式典と午後のトークセッション後に、佳子内親王殿下とサイエンス・アンバサダー(SA)との懇談会が行われ、参加したSAたちは、自己紹介と現在行っている研究内容、そしてSA活動について述べました。佳子内親王殿下は、一人一人の説明に熱心に耳を傾け、ご質問なさっておられました。懇談に参加したSAたちからは、「一生の思い出になる」「これからの活動に励みになった」という声が寄せられました。

当日は、SAである薬学研究科の塩崎裕美(M2)が長坂徹也副学長の総合司会の補助を務めるなど、行事全体でSAたちの大きな活躍がありました。110年前の3人の女性パイオニアたちの精神を受け継ぐSAたちの活動に、今後も目が離せません。

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